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明日の日本はどうなるのか

そろそろ涼しくなり、もうすぐ10月。
昨夜息子が帰ってきて、就職活動を始めないとなあ・・・と言っている。昨今の情勢から見るに、どうなることやら非常に不安だ。
一番問題なのは、この先どうなるのか、展望が見えないことだと思う。

考えてみれば、自分が社会に出る時には、こんな不安などは感じなかった。社会に出てがんばって働けば、前途は明るいものだと信じていた。いや、疑いなどは持っていなかった。世の中の常識では、いい学校を出ていい会社に就職すれば、もう人生は安泰。誰もがそのように信じていた。今は違う。いい会社に入っても、明日その会社があるとは限らないのだ。本当に流動的な世の中になった。

バブルがはじけて皆が夢から覚め、山一や日債銀がつぶれた頃には皆が浮き足立っていた。いわゆる「非正規雇用」が問題視され始めたのもこの頃だった。しかし1990年代の半ばまでは、非正規雇用・・派遣などと言われていたが・・は「会社に縛られず、個人のライフスタイルに合わせた雇用形態」などともてはやされてもいた。状況が変わると、言うことも変わるのだ。
日本では正社員の首は簡単には切れないから、非正規が雇用の調整弁になっていることはわかっていたことだ。だからリーマンショック後に「雇い止め」とか「派遣切り」が問題になった時も、なにを今更と思ったりした。企業としては経済合理性に従ったまでのことだからだ。
更に経済が国境を越えてグローバル化すると、製造業やサービス業の賃金は、中国などとまともに競争しなければならない。製造業は言うに及ばず、生産性や付加価値が元々低い日本のサービス業の賃金は、今後も上がることはないだろう。(OECD年次報告によると、日本経済のボトルネックはサービス業の低い生産性にあるのだそうだ。過剰なサービスを求める、日本の消費者にも責任はあると思うが)

仕事を選ばなければ、働き口はいくらでもある。例えば介護がそうだ。介護の業界は、慢性的に人手不足に陥っている。なぜ人が来ないか?仕事がきつい上に、賃金が低いからだ。介護の経営者は、介護はカネではない、真心でするものだ、などという。でもそれはウソだ。この業界は、介護保険という仕組みに支えられている。だから保険料で、売上高の上限が決まってしまう。いくらよいサービスを提供しても、入ってくるカネは同じということになる。逆に言うと、いいかげんなサービスでも同じだけ入ってくる。よりよいサービスで付加価値を上げようという、世間では普通のインセンティブも働かない。だから介護の経営者にしてみれば、利益を上げるにはコストの大半を占める人件費を圧縮しようということになる。このことを「真心がないと介護はできない」という詭弁で覆うわけだ。一部の人は本当に介護の仕事が好きで、真心をもって接しているが、これではよい人材はなかなか来ないだろう。実際に介護の現場では、そんな「真心」を持つ人材に負荷が偏り、現場が疲弊していると聞く。なぜなら大部分の人たちは、そんな「真心」など持ってはいないからだ。一部の人の良心が、介護の業界を支えているわけだ。そしてその人たちが報われることはない。
そんなこんなで、就職したい人と雇いたい人とのミスマッチが大きくなっている。

もうひとつ大きな問題というか不安は、社会保障のコストの増大と、それを誰が担うかということだ。高齢化が進むに従って、年金や介護というコストは増大するが、一方これを担うべき労働人口は減少している。日本の出生率自体が減少しているからこれは当然なのだが、息子の時代には現役2人で1人の高齢者を支えるということになりかねない。いや、なるだろう。
だからこれからの若者は、非正規の低賃金に甘んじる一方で、社会保障費は現行世代よりも重く負担しなければならない。なんだか息子の前途が危ぶまれ、不安感が増すのも無理はないな。

いつも思うことだが、我々よりも上の世代、いわゆる団塊と呼ばれる人たちは、最後の勝ち組だ。彼らはなんとか終身雇用の恩恵を受けつつ(リストラなどがあっても、比較的厚い処遇を受けつつ)、退職金も満額受け取り、更に今後は手厚い年金も受け取るわけだ。我々以降の世代は、これに一歩届かず、終身雇用の崩壊や雇用自体の流動化によってものすごい不利益をこうむっている。年金もあてにはできない。さらに言えば、若年世代にはもっと大きなしわ寄せが行くだろう。
ではどうすればいいか?どうにもならないと思う。

人口構成から言うと、今後は高齢者の比率がもっと大きくなる。そしてその世代は、選挙における投票率が高いのである。そして若者は政治に関心がなく、投票率も低い。当然ながら政治は高齢者の方を向き、高齢者に不利な政策の実現は不可能になる。そうなると益々日本の活力は衰えるという、ネガティブスパイラルに陥るのではないか。極端に言えば、これからの日本は、老人が若者をくいものにするわけだ。

日頃考えていることをダラダラと書いてしまったが、書いたらスッキリするどころか、もっと憂鬱になってきた。
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テーマ : なんとなく書きたいこと。。
ジャンル : 日記

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バイク、クルマ、ガーデニングそしてその他もろもろの雑多な趣味。最近は時間が足りなくてストレスたまってる・・・

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